自分の行動パターンが整理できたら、次は行動の幅を広げるために「3つの密」に該当しない安全な活動を考えてみましょう。
色々なアイディアを出すためには、いくつかコツがあります。今回の記事では、みなさんがご自身で「やってみたい」と思える安全な活動を思いつくためのお手伝いをします。
アイディアを増やすための視点
安全で、元気が出そうな行動は具体的にはこのような行動です。
- 楽しむための行動
- リラックスするための行動
- 今はしていないが、以前楽しかった(達成感を感じられた)行動
- まだ試したことがない行動
- 今していて、止めてみると良いかもしれない行動
- 五感(味覚、視覚、聴覚、嗅覚、触覚)のどれかを使う行動
なにか、思いつくものがありましたか・・?
このリストを眺めながら、少し時間をとって考えてみましょう。
アイディアを増やすためのブレインストーミング法
それでは、これから思いついたアイディアをすべて紙に書き出しましょう。その際、以下のポイントに注意してリストアップしていきます。
- 思いついたアイディアを否定しない(判断は後回しにする)
- 自由な発想で、思いついたすべての解決策をとにかく書き出す(どんなものでもO.K.)
- アイディアを出す段階では質より量を重視する
いくつかのアイディアが思いついたら、その中から試してみるものを選びましょう。アイディアがなかなか思いつかない場合は、以下に元気の出そうな行動のヒントがあります。
次にご紹介するリストは、こころの健康の専門家(臨床心理士、公認心理師、など)がオススメする、家でできるこころの元気アップのための行動です。ぜひご参考ください。
こころの健康の専門家がオススメする活動例
- 小さな植物を部屋で育てる
- 花を飾る
- アロマをたく
- ペットと遊ぶ
ホッとできる、リラックスできる、そんな癒し系の活動です。
- 笑顔の練習をする
- 楽しかったことを思い出す (例:温泉旅行)
- 家族や友人とテレビ電話などでおしゃべり
- 声を出して笑う
- テレビやスマホのゲームをする
「笑顔を作ってみる」は、すぐに試せそうでね。
- 窓を開けて空気を入れ替える
- 日の光を浴びる
- 家でできる運動をする(筋トレ、ストレッチ、ヨガ、等)
- 掃除をする
- 散歩やジョギングをする
- ガーデニングをする
リフレッシュして、すがすがしい気持ちになれそうです。
- マインドフルネスをする
- 今日の良かったことを3つ書き出す
- 誰かに感謝の言葉を伝える
- 誰か「ほめ役」の人にほめてもらう
そわそわと落ち着かない気持ちをゆったりさせたり、温かい気持ちを感じることができそうです。
- 好きな香りのお茶を飲む
- 好きなものを食べる
- 好きな本を読む
- 好きな映画を見る
- 好きな音楽を聴く
- 好きな歌を歌う
いま好きなことが思いつかなくても、昔好きだったものでもかまいません。
- 普段より少し手の込んだ料理をする
- 好きなことを突き詰める
- 手芸をする
ゴールがはっきりしていて、達成感を味わえるものならなんでも試してみる価値がありそうです。
- 映画や本を見て泣く
- 身に着けるもの(洋服、アクセサリー、香水)を変える
- 新しい調理器具を買う(ホットプレート等)
思い切って、部屋の模様替えやDIYをするのも気分が変わりそうですね。
まとめ
いかがでしたか? 少しでも「良いかも」と思えたものがあれば、ぜひ試してみて下さい。
次の記事では、リストアップした行動を実際に試してみる際のコツをご紹介します。